うちの子、言葉が遅い?
言葉が遅いな、もしかしてうちの子、成長遅れてる?
癇癪がひどくて悩んでいる…
我が子が大切に育てていれば発達成長具合を気にするのはごく自然なことですよね。
とは言え気になって過剰に心配しすぎるのもママ自身の心にも我が子に与える影響にもよくないし…。
夫や両親、友人に相談しても「そのうち成長するよ」「個人差あるから気にしない方がいいよ」と軽く流されてしまうことも多いのではないかと思います。心配な気持ちを聞いてほしいのに…かえってモヤモヤすることも多いのではないでしょうか。
やはり専門機関に相談することが一番。
地域の子育て支援センター、保育園に通っているなら保育園の先生にまず聞いてみる。
私が息子の成長の遅れを気になりだしたのは1歳になる前。主に言葉が出てこないことでした。「あ」「ば」などは言いますが単語ととしては成り立ってませんでした。
ある時、実母と雑談をしているとき息子が言葉が遅れていることを何気に話したら「うん、遅れてるね」とあっさり。私はネガティブにはとらえず冷静に受け止めていましたが、母はこの時言ったことを後悔しているようでした。この後、実母に息子の成長具合を話すと「成長してるから大丈夫」としか言わなくなりました(💦)
その後1歳の誕生日に復職し保育所に入園しました。
この頃新型コロナウイルスが流行し、世の中の流れが変わっていきました。通常の検診も見合わせ、相談機関にも相談しづらい状況でした。
初めて発達相談をしたのは2歳2カ月の時
2歳を過ぎ子育て支援センターに育児相談の予約をいれました。しかし予約がとれたのは2か月後でした。半年待ちと聞くこともあるので2カ月後は早く予約できた方なのかもしれません。しかしこの時期の2カ月の差は大きい。この頃は単語がいくつか言える程度。赤、黄色、青などの色や物の識別はできる。しかしその時の気分により答えたり答えなかったり。りんごの絵を見せて「アポ(アップルのアポ)」と答えたり無言だったり。名前を呼び掛けても振り返らず、「あ、あれ見て」と気を引くことを言ってもその方向を見ることはありませんでした。
指差しすることもほとんどありませんでした。ゴリラの絵を観て両手で胸を叩いてゴリラのマネをしたり、ブタの絵を観て鼻を指で押さえて「ブーブー」ということもありました。毎回ではありません。期待しているとその後は全然やってくれなくなったり…としていました。
歌を歌うのが好きで自分の好きな歌をよく歌っていましたが言葉としてはまだまだ不明瞭でした。こちらからこの歌歌ってと誘っても歌ってくれることはほとんどありませんでした。
「パパ」、「ママ」と言ってくれることも全くありませんでした。(ママと言ってくれるようになったのは2歳10か月の頃でした)
実際に相談したとき保健師さん二人に迎えられました。広い部屋の片隅におもちゃがいくつか置いてありました。初めての場所に息子は緊張しているようでした。おままごとセットで遊んだり、時々保健師さんが「あ、あれ見て、鳥がいるよ」などと反応があるかを見ていました。息子は反応していませんでした。これは何色?と聞かれると答えることはできていました。
発語につながる声掛けを心掛けるとよいと言われた記憶があります。
「これはりんごだね」、と物の名前だけでなく
「このりんごおいしそうだね、赤くてまるいね」
「あそこに鳥がとんでいるね、気持ちよさそうだね」
など物の名前の次に形やどう思うか(おいしそう、気持ちよさそう)など。
たしかにそういう声掛けはしていなかったけれど、まぁ、知っている情報というか…
私はこの当時、何を言ってほしくて相談したのかはっきり思い出せません。私が不安に思う気持ちを肯定してほしかったのかもしれません。遅れているとはっきり言ってほしかったのかもしれません。
自分の知っている情報しか聞けませんでした。なんだか疲れたなというのが正直なところ。ぐったりして帰宅し、息子と一緒に爆睡しました。
また次回の予約はとらずに帰りました。その後、新型コロナウイルスの流行もあり、しばらく相談機関に相談する気は失せてしまいました。
その後、かかりつけの小児科で今もお世話になっている病院を紹介されて比較的スムーズに作業療法の利用に漕ぎつけたわけですが。
相談して解決したのか?
私の場合ですが、1回の相談で解決することはなかったです。かえってモヤモヤしました。
ですが相談機関とはどのようなところか知ることができました。
直接悩みの解決にはなりませんでしたし相談する場所にも相性があると思います。相性が合えばその後も相談していけば良いし、合わなければ次に相談できそうな場所を探していけばいいと思います。私はその後、出産したときからお世話になっている小児科で今の病院を紹介してもらいリハビリにつながっていったという経緯があります。風邪で受診したときに発達について軽く相談したら発達専門の先生がいる病院を紹介してもらったのです。今思えばまずどこかに相談してみようと行動したことが悩みの解決のきっかけにはなっていたかと思います。本当に疲れますが…。
専門病院でリハビリを受けているからといって発達についての悩み自体は解決していません。ですが相談できるところがあるというのは今後も続く子育てをしていく中で必要であると、この記事を書いていてあらためて思いました。
いつもお世話を手伝ってもらっている人、夫や親など、、そしてママ友や子育ての先輩。だれか親身になってくれそうな人。身のまわりの人で信頼して相談できる人がいれば一番いいとは思います。
そこで悩みが解決できるといいですが、でもやっぱり心配になることもあるのではないでしょうか?
子育て支援センターなどの相談窓口。相談に至るまで時間がかかるかもしれません。ちょっと気になることがあれば気軽に相談してみてもいいのではないでしょうか。
まだまだこれからの子育て。どこかで私が言われた言葉ですが、
使えるものは使った方がいい。そこで違うと思ったら辞めればいい。
少しでも気になったら、気軽に相談機関に連絡してみるのがいいと思います。