保育園での親子遠足は、3年間「親子ぼっち」
≪親子ぼっちの原因≫≫
・ママ友がいない
(ママである私がコミュ障すぎて自分から他のママに話しかけられない)
・途中入園だったので入園した時にはすでにグループができていた
・息子に仲良しのお友達がいない
・息子は集団行動ができない
・息子はひとりで好きなことをしていたい
発達障害のある息子は親子遠足に参加できるのか?
ぼっちの心配をする前に発達障害のある子どもを持つ親子はそもそも遠足に参加できるのか?という心配から始まります。
≪息子の場合≫ ・集団行動できない 一斉指示が通らない ・集合写真を嫌がる ・バスに乗るのを嫌がる
といったことがありました。
集団行動できない息子
息子の特性として一斉指示が通りづらく、自分の興味があることに没頭してしまい集団行動ができませんでした。虫が好きで外にでれば地面を這いつくばりアリやダンゴムシを探したり手に乗せて観察していて、人の言うことは耳に入らなかったので他の子どもたちのように先生の指示を聞いて皆で同じ行動をするということができませんでした。
写真撮影を嫌がる
写真を撮るのを嫌がり絶対に視線を合わせない息子。遠足での集合写真はとてもいい記念になりますよね。子どもたちは前、保護者は後ろに並んで撮るのですが、息子は前に並ぶのを嫌がって逃げ出そうとしてしまい息子だけ後ろの列で私に抱っこされて撮りました。今にしてみればそれもいい思い出ですが、当時は逃げようとする息子をなだめるのに想定していたとはいえ冷や汗ものでした。(小1の今はカメラの方を見てピースまでするようになりました)
バスが苦手
家族でいちご狩りにいったことがありました。イチゴハウスまでマイクロバスで送迎だったのですが、乗車したとたん、嫌がって泣き続けて迷惑をかけてしまったことがありました。息子は「バスが怖かった」と言っていました。私もてっきりイチゴのあるハウスまで歩いていくのかと思っていたら場所が少し遠いので送迎してくれるとは知りませんでした。思っていたのと違うことがあるとすぐ適応できない息子、急にバスに乗ると言われてもパニックになってしまったのでしょう。よく下調べしていなかった私とパパのミスです。息子はてっきりバスが怖いものになってしまいました。
無理に参加しなくてよいのでは?
いや、もうそこまで心配事があるなら参加しなくてもよいのでは?と思いますよね。でも実際悩むわけです。これも経験で、参加することで息子が少しでも集団行動や行事になじんで成長していけることなのではないか?とはいえ、皆に分かりきっている迷惑をかけてはいけない。なにしろぼっち確定だし私自身が行きたくない、だからこそ私の気持ちで決めてはいけないと思うのです。
「ぼっち」で一番つらいのはお弁当タイム
ぼっち遠足でなにが一番つらいかってお弁当を食べる時間ですよね。
他の自由時間は親子だけで行動する人も多いですし、園で集団行動があっても基本親子でみんなの後についていけばいいですけど。
お弁当タイムは自由時間なので、仲の良い子ども同士や親子同士がグループになりレジャーシートを並べて楽しくおしゃべりしながら食べるのが一番の楽しみかもしれません。持ってきたお菓子を交換しあったりしてね。
ぼっちと分かっている私たちはみんなから離れた視界に入らない場所を探して息子と二人で食べていました。少なくてもすぐ近くで楽しそうにグループで食べている人たちを見たくなかったし見られたくなかったです。息子は年少、年中までは親子二人で食べていても他のコ達を気にすることはまったくなかったです。つまりは私だけがぼっちの孤独感を感じていました。そんな息子も年長になると周囲を気にするようになっていました。
3年間参加したけど結局ぼっち
ぼっちの一番の原因は私が人に話しかけられないというコミュ障が一番の原因です。
正直、ここに尽きます。いくら子どもに特性があっても私にコミュニケーション能力があれば一緒にレジャーシートを並べてみんなでお弁当を食べていたでしょう。
とはいっても、息子は年少、年中まではみんなと一緒に遊ぶより、ひとりで好きなことをしていたいタイプでした。会話もあまりできなかったのでなおさらでした。
ならば、コミュ障の私と特性のある息子が無理にみんなの仲に入ろうとしなくてもいい、息子が楽しめればいいのだ、息子はまだお友達と一緒に遊ぶことに興味が薄い、お友達と一緒に過ごすことが今の息子にとって必ずしも楽しいとは限らない。苦しい言い訳のように思えてしまうけれど、これは事実なので親の私はつらいけれど息子が楽しめればいいのだと言い聞かせて参加したのでした。
毎年、参加か不参加か悩みながら参加を決め、結局ぼっち遠足だったわけですが、3年間のうちに世の中の変化、息子の成長はありました。
次回の記事で3年間のぼっち遠足の様子を詳しく紹介していきたいと思います。
まとめ
・ぼっちの原因の一番は親のコミュ障
・ぼっちでも子ども自身が楽しければよい
・余計な気を遣わず親子だけの時間をたのしめばいい
・ぼっちのお弁当タイムはみんなの視界に入らない場所を探すべし